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07ウッドデッキのお手入れ法
ウッドデッキは、年月がたつとボロボロになり最後には壊れてしまうから、長くは使えないとお考えの方が多いでしょう。確かに、ウッドデッキは木材を使用しているので長い年月がたてば、ボロボロになったりはします。
ですが、ウッドデッキの平均寿命は約10年と言われてはいますが、これはあることをしてあげるだけで、もっと伸ばすことができるのです。それが、日常や年に数回行うお手入れなのです。
ここでは、ウッドデッキの寿命を延ばし、綺麗に保存をしていく方法を紹介いたします。
お手入れ・塗装マニュアルのダウンロードはこちら木材について
ここでは、生木が木材へと加工される工程と加工時の変化について紹介します。
【樹木の加工】
木材は樹木を伐採し各部位を切断加工するわけですが、切断を行う前後に乾燥をする工程があります。これは生木の際に吸っていた大量の水分を蒸発させ、従来の木材として使用するために必要な工程なのです。これによって、ホームセンターなどで売られている木材になるわけです。
【木材の収縮】
上記で行われた乾燥工程は、木材の表情も変化させます。木は乾燥させることにより、収縮します。その際、年輪の向き、切断箇所や形状などによって、ねじれや反りといった収縮時の形状が出てきます。
【ウッドデッキの木材】
ウッドデッキに使用される木材は、外に使用されることもあり、収縮だけではなく、膨張という現象も起きます。これは、雨などの湿度が高いときに水分を吸い込むために膨張し、晴天時は乾燥をするため収縮するということが起きるからです。
日常お手入れ法
ウッドデッキに使用される木材は外に使用されることもあり、収縮だけではなく、膨張という現象も起きます。
これは、雨などの湿度が高いときに水分を吸い込むために膨張し、晴天時は乾燥をするため収縮するということが起きるからです。
日常的なお手入れ方法については、以下のとおりです。
【ほうき等を使って砂ぼこりを落す。】
砂ぼこりは、木の乾燥を妨げるだけでなく、ほこりの中に居る不朽菌が木を腐らせてしまいます。
【床板材の隙間に入っているほこりを落す。】
床板材と床板材の間には隙間があるので、先の細いものを使い隙間のほこりを取り除く。
【年2~3回の水洗い。】
水洗いをする際、自動車用の高圧洗浄機を使用すると良いでしょう。
塗料とカラー
【塗料】
ウッドデッキに使用する塗料は、一般的なペンキやニスを使用しません。
これは、ペンキ・ニスを使用すると塗装面に膜を作ってしまい、木材が呼吸をする事が出来なくってしまうからです。
よくウッドデッキに使用される塗料は以下のとおりです。
種類:木材保護着色塗料(外部用オイルステイン)
特徴:ペンキ・ニスとは違い、木材に浸透し呼吸をする事が出来るようになる
【カラーバリエーション】
- レッドウッド
- チーク
- オールナット
- ナチュラル
- カラレス
- グリン
アンバー - ルパイン
- コニファー
- スペシャル
ホワイト
再塗装方法
古くなってきたウッドデッキは、塗装面も古くなっています。ここでは、再塗装について紹介します。
【使用道具】
- 木材保護着色塗料(外向用オイルステイン)
- 塗装用ハケ
- ほうき
- 布
- サンドペーパー
- 軍手
- 作業着
【塗装準備】 ・・・塗装前に以下の準備をしましょう。
- 塗装をするウッドデッキ表面に付着している汚れやほこりを掃いたり拭き取る。
- サンドペーパーを使い表面の塗装をこすり落し、ケバだっている部分を滑らかにする。
【塗装作業】
- オイルステインは良くかき混ぜてから使いましょう。
- オイルステインは薄めずに使ってください。
- 塗り始めは、ハケによく塗料を染み込ませてからむらが出来ないように塗装しましょう。
- 塗装は、2度塗りすると効果的です。
【塗装後の注意】
- 塗装後は最低でも丸一日乾燥させてください。
- 乾燥後、数週間は素足で歩かないようにしてください。乾いた塗装が衣服に付着することがあります。